小林よしのりさんの小学生時代の話を伺った。
但し、
よって、正確さは保証出来ない。
が、
小林さんは小学生の頃、剽軽(ひょうきん)
担任の女性の先生にも好かれていた。
たまたま、クラスの中に存在感の極端に薄い女の子がいた。
小林氏は悪気なく、いつものウケ狙いで、
その子を「幽霊」
すると、担任の教師は一言も発することなく、
それ一発で、小林さんをはじめクラス中が縮み上がったそうだ。
見事にイジメの芽を摘み取った瞬間だ。
もし先生が、
どうなったか?
恐らく絶妙のアダ名だけに、
クラス中に広がったかも知れない
(
才能の持ち主だ)。
そうすると、
悪質なイジメがそこから始まるケースも、十分考えられる。
最悪、
まさに自覚されざるイジメの“入口”だった。
その危険性をたちどころに見破って、
無言のうちに(何か言葉で注意すれば、
その子を傷つけかねない)
まことに鮮やかな対処の仕方と言う他ない。
立派な先生だ。
こんな先生がいてくれたら、
小林さんは素晴らしい先生に恵まれた。
それにしても、
半世紀ほどの歳月が流れている。
なのに、その場面を語る時、
多くの修羅
よっぽど怖かったんだろう。